退院。
手術予定日だった日の朝。
手術は9時00分からの予定でしたから本来なら術衣に着替え、コロナ禍ですが手術当日は面会が認められている家族1名(妻)と時間を過ごしている筈でした。
でも目の前には朝御飯がある。
配膳されて直ぐに担当医、執刀医、部長先生が回診にいらっしゃいました。
「先生、俺、朝ごはん食べてて何だか不思議な気分です。」
「私もです。」
消えて無くなった訳じゃないので私が脊髄腫瘍患者であることに変わりはありません。
今後は先ずは短いスパンでの外来と検査で経過観察をしていく事になりました。
入院迄の予習期間で
○腫瘍は大きくこそなれ小さくはならない。
○治療方法は手術1択。
この2つは何処にでも書かれていました。
「脊髄腫瘍」「硬膜内髄外腫瘍」「神経鞘腫」「小さくなる」「5ミリだったらどうする?」ってググり方はした事無かったけど。
脊髄腫瘍と診断され、皆さんと同じ様に夢中で検索する中で、自分もブログを残そうと思いました。
お役に立てればって言うよりは「備忘録」或いは「生きていた記録」とか「遺書みたいなもの」って感じで書き続けています。
覚悟を決めて入院したにもかかわらず、急に退院となり、気持ちも体もどっと疲れが出ました。
手術をしなかった事で家族や友人は取り敢えず安堵してしますし、私もそれはあるんですけど・・・。
兎に角とても疲れた2泊3日の入院生活でした。