雲の流れのように。

脊髄腫瘍・大腸憩室出血・くも膜下出血・お腹いっぱい。

腫瘍が消えた。

先日、(といってもまだ寒い頃)手術中止から半年後の経過観察に行きました。

相変わらず腰にピリピリ感はあったので、現状維持か少しは大きくなっているんだろうなぁ、って覚悟を持って病院に向かいました。
MRI撮影の後、程無くして診察開始。

診察室に入った時の先生の表情で腫瘍野郎の概ねの状態を推察できると思うんだけれど、妙に明るい感じ。

「無くなってます。」

「え?」

「腫瘍だと考えられていた何かが無くなっています。例えば微量の出血等、断定できない何かが原因で痛みが生じていたと思われます。」と言う話でした。

セカンドオピニオンの先生も言ってたけれど、直接見てみないと分からないけれどもそうもいかない場所なわけで、これだけ医学が進歩していても人体の神秘ってのは人間の力では計り知れないものがあるって事かと。

今感じている痛みは所謂老化現象を含めた脊髄腫瘍ではない他の疾患という事になります、って事でした。

感じてる痛みや痺れの原因が気にならないわけじゃ無いけれども、担当の先生や執刀予定だった先生、セカオピの先生もほぼほぼ信頼出来ると思えているので、取りあえずはモヤモヤした気持ちからは解放されて良かったと思っています。

セカンドオピニオン。その③

去年の10月、都内の大学病院でセカンドオピニオンを受けました。

 

事前に送付しておいた検査結果一式を数名の医師で確認してくれたとの事で、セカオピの担当医が当日に初めて画像データを診る事になる病院もある中で、1人でも多くの医師に腫瘍の様子を見て欲しいなぁ、と考えていた私にはとても心強く思えました。

 

で、診断結果はかかっている病院と変わりませんでした。これはこれで良かった。一安心。

センター長でもあるその先生は丁寧な説明で、私の用意していた質問にも分かりやすく答えてくれました。

「脊髄腫瘍は珍しい病気ですが、通われてる今の病院、先生方を信頼して良いと思いますよ。」とも言って頂けました。

セカオピやって良かった。

 

この先腫瘍がどんな経過をたどるかは分からないけれども、今かかってる病院にこの身を任せよう!って迷うことなく(セカオピはしたけど)思うことが出来ました。

セカンドオピニオン。その②

医療保険に付帯しているサービスを利用して、都内の大学病院でセカンドオピニオンを受けることにしました。

初めに4つの病院を紹介してもらったけれど、全てその大学病院の系列だったのでそれならば元締めが良かろうと思って。

この先腫瘍が大きくなって手術をするとしたらやっぱり自宅から通える今の病院になるわけだけど、次回の検査まで時間があるしやはり1人でも多くの医師の話を聞いてみたい。

可能な限り、万全を期しておきたいと思うからセカンドオピニオンを受けておきたい。

 

医療保険やクレジットカードの「24時間健康相談ダイヤルサービス」は利用したことあるけれど、まさか自分が「セカンドオピニオンサービス」を利用するとは思わなかったなぁ。

手配してくれるだけで有料だったら使わなかったけれど、無料ってのはありがたい。

 

セカンドオピニオン。その①

セカンドオピニオンを担当医に申し出るのは確かに気まずい。

 

さてどうするかは患者次第だけれど、僕の場合はセカンドオピニオンを希望している事をしっかり伝える事が出来た。

 

「加入している医療保険セカンドオピニオンサービスを利用したいんです。これ、無料らしいので。」「経過観察が暫く続くならその間に自分で色々気の済むようにやってみようと思います。タダだし。」って言い方をする事で少なくとも僕はビクビクせずにすんだ。

こっちの病院にデータを用意して貰う情報提供料、交通費、(必要な場合の)データの送料は自己負担となるけれども、先方に支払う安くはない自費診療代は全て保険会社側が負担してくれる。

ただし提携している病院から選択する事になるので何処でも好きな病院を選べる訳じゃないんだけれど。

 

先日問い合わせたら4つの病院を紹介してくれた。吟味して半年後の経過観察迄には受診してみようかと思案中。

 

病院に支払った金額。

○1回目の受診(単純MRI撮影)
初診料1,400円
医学管理等130円
投薬料1,860円
画像診断料31,700円
合計35,090円
自己負担額10,530円

 

○2回目(MRI診断説明)
再診料1,310円
投薬料1,720円
合計3,030円
自己負担額910円

 

○3回目(単純CT撮影)
初診料1,400円
医学管理等130円
投薬料3,050円
検査病理診断科9,370円
画像診断料2,870円
合計16,820円
自己負担額5,050円

 

○検査入院2泊3日(腰の造影剤MRI、上半身のMRI、腰の造影剤CT)
入院料等134,860円
投薬料2,870円
注射料70円
画像診断料60,320円
合計198,120円
自己負担額59,440円
更に、
食事負担1,840円
部屋代18,000円
消費税1,800円
全部で81,080円

医療保険から27,000円入院給付金あり。

 

○外来(家族説明)
再診料1,310円
投薬料2,930円
合計4,240円
自己負担額1,270円

 

○手術前外来(同意書等)
初診料1,410円
合計1,410円
自己負担額420円

 

○手術の為入院(手術中止のため3日で退院)
入院料等134,860円
医学管理等3,050円
画像診断料20,800円
合計158,710円
自己負担額47,610円
更に
食事負担2,300円
部屋代18,000円
消費税1,800円
全部で69,710円

医療保険から27,000円入院給付金あり。

 

○1ヶ月後の経過観察外来(単純MRI撮影)
初診料1,410円
画像診断料19,000円
合計20,410円
自己負担額6,120円

 

 

退院後1ヶ月の経過観察。

退院1ヶ月後の外来受診。
1枚目の画像は酷い痛みを感じて受診したその日に撮影したMRI画像です。
その後の検査入院で撮影した腫瘍もまぁこんな感じでした。

手術摘要の大きさです。

初回の撮影

経過観察時の撮影

2枚目は今回の外来で撮影。

手術直前に撮影した時の腫瘍とほとんど変わらぬ大きさでした。

 

手術直前に5ミリ程になった腫瘍は1ヶ月経った今日もそのままでした。

 

はっきりとした理由?、原因?、病名?が分からぬまま、次回は半年後にMRI撮影と外来を予約。

太ももの違和感。

腫瘍が小さくなっていたために手術を中止したのが先月末。
もうすぐ1ヶ月経つ。
脊髄の手術なんてしないほうが良いわけで、もっともっと腫瘍が小さくなって最後は消えて無くなるのがベストだし、このままの大きさで十分に齢を重ねるまでじっとしていてくれればそれでもいい。
特に痛みやしびれは感じていないけれど、太ももに突っ張るような、歩き過ぎた時に感じる疲れみたいな感覚はある。
この不快感が腫瘍によるものなのか、別の何かが原因なのかはさっぱり分からないし今は深く考えることもしていない。

明後日が退院1ヶ月後のMRI撮影なのでその時に画像見ながら先生の話を聞いてみて、又色んな事を考え始めようと思う。