雲の流れのように。

脊髄腫瘍・大腸憩室出血・くも膜下出血・お腹いっぱい。

検査入院。その2

病室でパソコン触っていると部長先生が1人で回診にみえた。
俺の顔を覚えているはずも無いけれど、以前娘が先生に診てもらったことのお礼を伝えた。
他に理由もあるけれど、部長先生の存在がこの病院で手術を受ける決断をした要因のかなりを占めるのは間違いない。

午後になって担当の先生がみえ検査結果が出たと言うことなので、ナースステーションの一角でパソコン見ながら説明を受ける。

「検査の結果、他に異常は見つかりませんでした。病名は硬膜内髄外腫瘍、神経鞘腫で確定です。」

ホッとした。
大きな病気をしたら不安で一杯になるから少しでも「良い話し」を聞きたい。不安要素を取り除けるのはとても嬉しい。

その後は少し世間話なんかしていた。

先生は患者と医師の信頼関係はとても大切と言ってたけど、人となりを感じ取る事のできる話が出来るだけでも、こっちとしては多少なりとも安心できる。
何と言ってもこの前迄は全く関わりの無い赤の他人だったんだから。