雲の流れのように。

脊髄腫瘍・大腸憩室出血・くも膜下出血・お腹いっぱい。

病院選び。その①

「脊髄腫瘍、恐らく硬膜内髄外腫瘍」と診断されてからは皆さんと同じように検索しまくる毎日でした。
ただ、情報が極めて乏しかった。
期待して探した闘病記、体験談みたいなのは特に最初はなかなか見当たりませんでした。
探し方にもコツがいるのでしょうが。

検索して良く出て来て尚且つ(私にとって)読みやすかったのは以下の通り。
日本脊髄外科学会
都立神経病院
東京女子医科大学病院
愛知医科大学病院
済生会グループ
村山医療センター
東京医科大学病院
亀田総合病院
新武雄病院など。

どんな病気なのか、どんな治療法があるのか、手術に伴う合併症や後遺症について、はどこの病院でも概ね同様の内容が書かれていたので、自分の置かれている立ち位置がどんな状況なのかしっかりと理解することが出来ました。

治療に専念するに当たっては、内緒にしておくわけにはいかない知人友人親戚関係もいますから、大まかにでも自分の口から説明する時にとても役立ちました。

病院での手術件数は極めて気になる事項です。
理想としては執刀件数の多い先生を探したいところですが、なかなかそれは難儀でしたので、手術件数が公開されている病院のその数をチェックしました。

大学病院を初めとした大規模な総合病院、脊髄腫瘍の手術に特に力を入れている病院でも年間で10件を越えるのは僅かだな、という印象でした。

それと脊髄腫瘍を担当する診療科が病院によってまちまちな事に初めは戸惑いました。
脳神経外科」か「整形外科」のどちらかの診療科名で担当している病院が多く、その次は「脊椎脊髄センター(脳外科医のみ、整形外科医のみ、両科混合)」とか「脊椎脊髄外科(脳外科医のみ、整形外科医のみ、両科混合)」の診療科名が続きました。
担当する診療科が曖昧になっている現状は、こっちサイド(患者)からするとちょっと困っちゃうよなぁと感じます。