雲の流れのように。

脊髄腫瘍・大腸憩室出血・くも膜下出血・お腹いっぱい。

脊椎脊髄外科部長先生。

程無くして診察室へ。
若い女性医師が娘の事を気遣いながら丁寧に診察してくれた。
件の整形外科医の言動には「それはちょっと配慮が足りませんね」と真顔でビックリしてくれた。
良い先生だ。

病院からレントゲンのデータは貰って来ていたが、改めてCT撮影をしたと思う。(曖昧)

撮影が終わって再び診察室に呼ばれると、女性医師ともう1人男性医師がおり、画像を見ながら「◯◯病院の△△先生かぁ。う~ん。大丈夫。このまま安静にしていれば1週間もすれば治りますよ。うん、大丈夫。」
と言ってくれた。

頭にピン刺して牽引する必要は無いそうだ。
残念ながらそういう処置を必要とする患者さんも稀にいるそうだけれど(その場合でも安全に治療出来ますとのこと)、取り敢えず、娘の症状なら頸椎カラー固定の必要はあるけれど放置しておいて大丈夫だと。

夢みたいに全然違う診断結果なんですけど。

どっちが「当たっているのか?」は3日後辺りから予想出来始め、1週間経ったら確定した。
娘の首の傾きはすっかり元通りになったのだ。

この件があってから、医者は選ばなくちゃ駄目だと思うようになった。

女性医師も同じ見立てだったのかも知れないが、あの時の男性医師、後に調べたところの脊椎脊髄外科部長先生の事はずっと忘れずにいた。
(女性医師はその後別の病院へ異動。)