ピストルで撃ち抜かれたような。
朝、思いっ切りクシャミをしたその瞬間、尾てい骨をピストルで撃ち抜かれたようなあまりの痛さでその場に座り込んでしまった。
今迄生きてきて経験したことの無い激烈な痛み。
暫くじっとしてから恐る恐る立ち上がってみると歩けない事は無い。
不自然な歩き方にはなったけれども前には進めたし、運転席に座れば痛みは和らいだ。
この日は朝から人と会う予定だったし、「腰の痛みくらい」でその約束をキャンセルしようとはちょっと考えられなかった。
でも数日続いている排便時の痛みの事もあったので、こりゃぎっくり腰じゃないだろうなぁって確信した令和4年5月のある日の朝。